お知らせ

2026年04月28日

NOSSが医療の現場へ―「医舞同源」プロジェクト始動

NOSS(にほん・おどり・スポーツ・サイエンス)は新時代へ

日本舞踊スポーツ科学協会(NOSS協会)は、名古屋市立大学病院との共同プロジェクト「和のWell-being 医舞同源(いぶどうげん)/NOSS ― 日本舞踊とリハビリテーション」のキックオフイベントを、2026年3月6日(金)、同院にて開催いたしました。

 本イベントは、NOSSにとって歴史的な転換点となる第一歩です。これまで「健康運動」として広く親しまれてきたNOSSが、今回、医学・脳科学の最前線において、神経疾患リハビリテーションへの有効性が本格的に論じられるステージへと、大きく歩み出しました。




■ テレビが伝えた、その瞬間——メ~テレ(名古屋テレビ)が取材・放映

 3月6日のキックオフイベントは、名古屋テレビ・メ~テレの取材班が現場に入り、同日夕方のニュースとして放映。局のウェブサイトにも掲載されました。

参加者の声「曲がゆったりしているので、合わせやすい。初めてでものれる」
(メーテレ報道より)

 メーテレは、「体に大きな負担をかけずに有酸素運動やストレッチなどができるとして、幅広い世代の健康維持につなげることを目指す」とNOSSを紹介。さらに「4月に市民や患者を対象にした体験会を開き、さらに効果を検証していく予定」と、次なる研究・検証フェーズへの展開も伝えました。

■ 日本一の大学病院が、NOSSに注目した

 連携先である名古屋市立大学は、日本経済新聞社が全国の国公私立大学777校を対象に実施する「大学の地域貢献度調査」(日経グローカル)において、3回連続で全国総合第1位に輝いた、日本屈指の地域貢献型大学です。

 その名古屋市立大学病院が、公式広報紙「さくらほっとNEWS」Vol.69にて、医舞同源プロジェクトとNOSSを「新しい健康づくりの形」として特集・紹介。かねてよりNOSSは、名古屋市医師会広報誌への掲載(2013年)や、日本医学界総会でのセミナー開催(2019年)等、医学関係者においてはその社会的意義が早くから注目されておりましたが、今回の病院・医療機関の公式メディアへの掲載を伴う一連のプロジェクト推進は、NOSSの医学的・社会的価値がさらに次なるフェーズへ入ったことを意味します。

「医療の力だけでは健康を守りきれない時代に、
日常の生活習慣こそが心と身体の健康を支える鍵となっています」

——名古屋市立大学病院広報紙「さくらほっとNEWS」Vol.69 より



■ キックオフイベントの内容(2026年3月6日)
第1部:講演

  1)和とリハビリテーション医療の融合
    名古屋市立大学医学研究科 リハビリテーション医学分野 植木美乃先生


  2)神経疾患とリハビリテーション
    名古屋市立大学医学部保健医療学科 堀場充哉先生


「呼吸」「姿勢」「所作」が自律神経を整える
 日本舞踊に固有の身体技法は、運動機能の回復にとどまらず、精神的安定や自律神経の調整に対して、きわめて合理的な働きをもつことが示されました。

和楽器の多層的なリズムが、脳の迂回路を拓く
 和の曲調が織りなす多層的なリズムは、脳内の神経迂回路を活性化し、スムーズな身体動作を引き出します。パーキンソン病をはじめとする神経疾患リハビリテーションへの応用において、特筆すべき科学的知見です。

「すり足」は、関節にやさしい科学的動作
 重心の上下移動が少なく、着地衝撃を最小化する「すり足」は、転倒リスクを減らし、整形外科的観点からも負担の少ない運動様式として高く評価されました。

「ドーパミン」「オキシトシン」の分泌による、認知機能・意欲の向上へ
 音楽とステップによる脳内メトロノームの調整は、身体機能だけでなく、認知機能の向上にも大きな効果をもたらすことが期待されています 。さらに、周囲と集い、楽しみながら踊ることで「ドーパミン(やる気)」や「オキシトシン(幸せホルモン)」が分泌され、「生きる意欲」の向上にも繋がることが医学的視点から語られました 。



第2部:特別講演 日本舞踊西川流(NOSS協会指導部)による体験会
     NOSS協会 理事長 西川千雅 (日本舞踊西川流四世家元)
           指導部 西川まさ子(日本舞踊西川流家元補佐)
           指導部 西川陽子 (日本舞踊西川流家元補佐)


 NOSS協会の理事長と指導部から、NOSSの実演と誕生秘話が語られました。西川流前家元にしてNOSS創案者であった西川右近が50代前半で心臓疾患で倒れた際、日本舞踊の稽古が心身の再生に深く寄与した——その実体験こそがNOSSの原点であり、「生きた医舞同源」そのものです 。


 実演では、「お尻の骨で座るだけで脳が覚醒する姿勢」や、「指先からしなやかに動かすことで脳の働きを活性化させる所作」が紹介されました 。また、NOSSの「1曲7分」という長さは、運動効果が表れ始める時間に基づいた科学的な設計であることも明かされました 。




■ いよいよ「検証フェーズ」へ
〜 NOSSがリハビリテーション医学の実践的手法へ進化する、重要な一歩 〜

 キックオフイベントを経て、NOSSはいよいよ次のステージに進みます。
3月~4月にかけて、実施された体験会は、単なる普及活動ではなく、医療・リハビリテーションの効果を科学的に検証するための実践プログラムとして位置づけられ、

一般市民の方々や患者様(神経疾患等でお悩みの方を含む)、さらに
医療関係者の皆様(リハビリテーション科・神経内科・理学療法士 等)にも
呼び掛けて実施されました 。





「医舞同源(いぶどうげん)」——医学と舞踊が一つになるとき、新しい健康の扉が開きます。

医療現場での検証という、NOSSの新フェーズに、どうぞご注目ください。

【メーテレ掲載記事】




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