NOSS -ノス-とは

にほん・おどり・スポーツ・サイエンス

NOSS(にほん・おどり・スポーツ・サイエンス)は、日本舞踊が持つ「和」の動きをもとにスポーツ科学を取り入れて創案された、“動きで魅せる”新しいエクササイズです。

日本舞踊界の大家である、西川流三世家元・西川右近により創案され、我が国のスポーツ科学の第一人者である中京大学・湯浅景元名誉教授との合同研究を通じて、現代人に必要な3大運動(有酸素運動・筋力トレーニング・ストレッチ)がバランスよく配されていることが確認されました。

エクササイズであり、且つ、日本の伝統芸能に根差した芸術・文化でもあるNOSSは、発表以来、各方面から多大な注目を集め、幅広い賛同・ご支持をいただいております。


日本の伝統芸能界が支持

古来より我が国に伝わる日本舞踊を、健康寿命延伸という社会的要請のもと、運動というかたちで万人にすそ野を広げたNOSSは、流派の垣根を超えて日本の伝統芸能の普及・発展に新たな可能性をもたらしましたことから、日本舞踊花柳流、藤間流、尾上流といった日本舞踊界主要流派各派より広くご支持をいただいております。

医学界からも注目

NOSSは、厚生労働省「未来志向研究プロジェクト」にも採択され、様々な科学的分析、検証を経て、運動効果、継続する楽しみ、うつ傾向改善といった効果が認められました。そうした研究は医学界からも高く注目・評価され、100歳を超えて生涯現役で知られた故・日野原重明 聖路加国際病院理事長も自らNOSSで健康維持を実践。推薦のことばをお寄せいただいたほか、2016年には日本医学会分科会 学術集会という学会の場において創案者・西川右近が登壇を果たし、2019年には日本医学会総会において、NOSSがいつまでも続けられる「生涯運動」と位置付けられました。

フィットネス界も認定

スポーツ科学の権威である湯浅景元名誉教授との共同研究で生まれたNOSSは、フィットネス界とも連携して普及・推進を行っており、NOSSの講座は公益財団法人 日本フィットネス協会のJAFA教育単位研修会としての認可のほか、健康運動指導士・健康運動実践指導者の教育単位の認可実績を有しています。

健康企業や施設からも高い関心

文化とエクササイズの融合であるNOSSには、企業からも高い関心が寄せられ、(株)エクシング様製トータルヘルスケア支援機器や、(株)タニタヘルスリンク様主催の自治体向け健康セミナーに採用されたほか、国立長寿医療研究センター様においてはロボット「Pepper」を活用した研究も行われています。

海外からも招聘

日本の伝統文化体験が世界の耳目を集める昨今、まさしく全身で日本の所作と心を体験できるNOSSは、海外からの招聘依頼が相次いでおり、2018年には大手エンターテインメント企業であるアミューズグループが主催する総合日本展「JAPAN PARK」にてステージ演舞を行いました。

メディア露出多数

NHK・民放各社、日本経済新聞はじめ新聞各紙、女性誌、医師会報など、様々な媒体で取り上げられています。



お稽古風景

NOSSの特徴

トータルフィットネス

●有酸素運動(例:ウォーキング)、無酸素運動(例:筋トレ)、ストレッチの3大運動が バランスよく取り入れられていますので、活力維持に必要な運動効果を偏りなく得ることが出来ます。

エイジフレンドリー&バリアフリー

●音楽にあわせておどりますが、一般のフィットネスに比べ、厳密に動きを揃える必要はないため、
子供から高齢者まで、誰でも取り組みやすい運動になっています。

●心臓や血管に負担をかけることなく運動効果が得られます。

●一人一人にあわせた最適化が出来ますので、参加者全員でまったく同じ動きをする必要はありません。
車椅子のような要支援・要介護の方でも無理なく安全に取り組むスタイルから、
筋肉への負荷を高めるスタイルまで、幅広いアレンジが可能です。

にほんのおどり

●日本舞踊がベースですので、「和」の伝統文化が持つ穏やかさや優しさが感じられる、
癒しの運動プログラムです。「おどり」の持つ鑑賞性や芸能的側面により、
「楽しさ」を感じて継続することが出来ます。

●着物や浴衣で踊れば、立派な日本舞踊にもなります。NOSSは日本舞踊を気軽に体験できる
入門編でもあるのです。筋肉への負荷も高まるため、運動効果もアップします。
もちろん、まずはTシャツ姿からで大丈夫です。

●日常動作や姿勢が美しくなります。

●日本舞踊界主要流派各派より賛同を得た、唯一の「おどりの運動」です。

スポーツ・サイエンス

●NOSSの運動は、スポーツ科学や医学研究の第一人者より、高い評価を得ております。

開発者紹介

西川流総師

西川右近

[NOSS創案者]

西川流家元・二世西川鯉三郎の長男として生まれ、3才で初舞台。藤間流宗家・六世藤間勘十郎に師事。日本舞踊の振付、出演、指導等の活動の他、 ショーや芝居のステージング、ラジオ、テレビの企画・出演、新聞等への執筆など幅広く活動する。75年に及ぶ芸歴で、手掛けた振付は3,000曲以上。 創作舞踊の発信基地として全国に知られる「名古屋をどり」の主宰を1981年より引継ぎ、毎年、新しい舞踊劇を発表。88年にはブロードウェイより招聘を受けアメリカ大陸横断ツアーを敢行し、2001年、文部科学大臣表彰を授与される。2014年、家元を四世・千雅に継承。西川流総師を称する現在も、戦国オペラ「本能寺が燃える」の演出等、意欲的な活動を続けている。

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中京大学スポーツ科学部名誉教授

湯浅景元

[NOSS共同創案者]

中京大学体育学部卒業、東京教育大学大学院体育学研究科修了後、 東京医科大学で学ぶ。医学博士、体育学修士。日本オリンピック委員会強化スタッフ(コーチングスタッフ)、中京大学体育学部長、同大スケート部部長などを歴任。スポーツ科学の第一人者として、イチローや荒川静香など一流選手へのアドバイスや、同大学の室伏広治、安藤美姫、浅田真央などへの指導でも知られる。著書には「老いない体をつくる」(平凡社新書)、「湯浅式ながらトレーニングで若返る」(小学館文庫)他NHK総合「NHKスペシャル」「ためしてガッテン」、 NHK Eテレ「きょうの健康」「すこやか長寿」、日本テレビ「思いっきりテレビ」などテレビ出演や講演会などを通して健康づくりのための運動の大切さの普及につとめている。

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金沢医科大学高齢医学科教授

森本茂人

[NOSS論文執筆者]

大阪大学医学部、大阪大学大学院を経て、金沢医科大学 高齢医学科 主任教授。
2016年開催の第58回日本老年医学会学術集会では会長を務める。
認知症、転倒・骨折、嚥下障害などの老年症候群に対する虚血性脳病変の関与の解明、およびこれら老年期疾患の予防、治療法開発を専門としており、2008年度厚生労働省老人保健健康増進事業「未来志向研究プロジェクト」において、介護施設利用者に対するNOSSの効果検証を実施。1年間にわたる追跡研究の結果、NOSSが高齢者の体力向上や「うつ」傾向の改善に役立つことを医学的見地から明らかにし、貴重なエビデンスを提供した。

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NOSS選定曲

NOSS選定曲「この冬(とき)がすぎれば」は、トップミュージシャンが集結して制作。
創案者・西川右近理事長の作詞に、映画「もののけ姫」での二胡演奏やNHKへの曲提供で知られる賈鵬芳が作曲を手掛け、「涙そうそう」はじめ数々のヒットナンバーを世に送り出してきた京田誠一がアレンジを担当。そのトラックは、名手・杵屋彌四郎の爪弾く三味線の音色と、ヒーリングミュージックのトップアーティストS.E.N.S.にその才を見込まれたHANAYO(花世)の透明感溢れる歌声で、NOSSを踊る者・観る者を魅了します。

学会報告

日本未病システム学会学術総会にて研究奨励賞を受賞

第16回日本未病システム学会学術総会にて、金沢医科大学 森本茂人教授(当協会理事)によるNOSSプログラムの効果の検証が研究奨励賞を受賞致しました。


精神的健康への効果に関する調査・報告

NOSSの「精神的」健康への効果について、愛知東邦大学の八木朋子氏・御園慎一郎氏(当協会参与)・後藤永子氏により心理測定尺度による調査が行われ、「感情に関する力」「新しいことへの追及」がNOSS経験に比例して向上することが報告されました。

このように各種の科学的調査・研究により、「身体的」「精神的」両面における健康への有意義性が確認されていることが、NOSS[にほん・おどり・スポーツ・サイエンス]の大きな特徴となっており、今日においてもさらなる検証が計画されています。

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